2012年11月13日火曜日

ThinApp 導入事例について 「OSやハードウェアに依存しない、"しなやかな基盤"」

ThinApp 導入事例について 「OSやハードウェアに依存しない、"しなやかな基盤"」

日本国内での ThinApp の導入事例が、VMware社から公開されました。

VMware ThinAppとして、日本の導入事例が公開されたのは、初だと思います。
(もちろん多数の国内の企業で5年前から利用されています。)
http://www.vmware.com/jp/company/customers/

PDFの直リンク
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/customers/apac_jp_12Q4_cs_vmw_Benesse_Japanese.pdf?src=vmw_so_vex_tmits_456


私の偏見かもしれませんが、メーカーが公開する導入事例と言うと、誇張された
バラ色の未来や、絵に描いたような綺麗事が並びがちで、実際の現場との
温度差があったりするんじゃないかなと思ったりもします。
良い事しか書いてないですもんね。

このThinAppの導入事例は、本当に素晴らしく、
真実が書かれていると思います。
※根拠は、ありません。と言うか書けません。



長年アプリ仮想化に関わっていますが、今までハッキリと伝えられなかった
夢や目的がハッキリした気がします。

・このテクノロジーが産まれた背景は?
・アプリ仮想化に求められる事は何か?
・どんなメリットをもたらすのか?
・そもそも、なんでアプリ仮想化が必要なのか?

という根本的な所が、スッと消化できた気がします。
今更ですけど。。。

一番こころに響いたのは、この一文です。

古いシステムには、それまでの業務で蓄積された多くの
経験、ノウハウが詰まっています。
言い換えれば、企業にとっての資産であるだけに、
OSやハードウェアに依存しない
“しなやかな基盤”
支えてくれるVMwareThinApp

・古いシステムを大事にする事
 これまでの経験、ノウハウが詰まっている大切な物

・OSやハードウェアに依存しない事
 まだまだ、使えるのに環境等の問題で利用し続けるのが困難になってしまう。

アプリケーションのライフサイクルは、利用者や運用する企業自身が決める物です。
OS開発ベンダー、ハードウェアベンダーやアプリ開発ベンダーのライフサイクルに、必ずしも歩調を
合わせる必要は無いんじゃないかと。

ただし、保守が切れるとセキュリティのリスク等が高まるのは、避けられないので、
いつ、どのタイミングで、新しい環境に移行していくかは、絶えず考慮しないといけません。

今までは、OS、ハードウェア、ソフトウェアの3つセットで、一斉に同じタイミングで
切り替える必要がありました。
密接に絡み合っていた、密結合ですね。

これからは、きっと、ユーザー主導で、それぞれ良いタイミングで、切り替えられるように
なっていくと思います。
それぞれの、結合部分に仮想化レイヤーが入り、結合度合いが緩やかになる。
疎結合ですね。

これが、「しなやかさ」では無いかなと。



今日のまとめ。

仮想アプリって何?

アプリケーションの利用を「しなやか」にするための物です。


仮想化って何?
仮想化とは、「しなやかさ」を提供する物です。

「しなやかさ」って何?
ただ単に、柔らかいのでは、なく
一本筋の通った、コシのある状態です。

辞書で調べたらこんな感じでした。

     弾力があってよくしなうさま。「―な足腰」「―な枝」
     動きやようすがなめらかで柔らかなさま。「―な身のこなし」「―な革」
     姿態などがなよなよして上品なさま。たおやかなさま。

「しなやかさ」が無いとどうなるの?
硬くてガチガチです。ちょっとした力でボキッと折れます。