日本国内での ThinApp の導入事例が、VMware社から公開されました。
VMware ThinAppとして、日本の導入事例が公開されたのは、初だと思います。
(もちろん多数の国内の企業で5年前から利用されています。)
http://www.vmware.com/jp/company/customers/
PDFの直リンク
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/customers/apac_jp_12Q4_cs_vmw_Benesse_Japanese.pdf?src=vmw_so_vex_tmits_456
私の偏見かもしれませんが、メーカーが公開する導入事例と言うと、誇張された
バラ色の未来や、絵に描いたような綺麗事が並びがちで、実際の現場との
温度差があったりするんじゃないかなと思ったりもします。
良い事しか書いてないですもんね。
このThinAppの導入事例は、本当に素晴らしく、
真実が書かれていると思います。
※根拠は、ありません。
長年アプリ仮想化に関わっていますが、今までハッキリと伝えられなかった
夢や目的がハッキリした気がします。
・このテクノロジーが産まれた背景は?
・アプリ仮想化に求められる事は何か?
・どんなメリットをもたらすのか?
・そもそも、なんでアプリ仮想化が必要なのか?
という根本的な所が、スッと消化できた気がします。
今更ですけど。。。
一番こころに響いたのは、この一文です。
「古いシステムには、それまでの業務で蓄積された多くの
経験、ノウハウが詰まっています。
言い換えれば、企業にとっての資産であるだけに、
OSやハードウェアに依存しない
“しなやかな基盤” を
支えてくれるVMwareThinApp」
・古いシステムを大事にする事
これまでの経験、ノウハウが詰まっている大切な物
・OSやハードウェアに依存しない事
まだまだ、使えるのに環境等の問題で利用し続けるのが困難になってしまう。
アプリケーションのライフサイクルは、利用者や運用する企業自身が決める物です。
OS開発ベンダー、ハードウェアベンダーやアプリ開発ベンダーのライフサイクルに、必ずしも歩調を
合わせる必要は無いんじゃないかと。
ただし、保守が切れるとセキュリティのリスク等が高まるのは、避けられないので、
いつ、どのタイミングで、新しい環境に移行していくかは、絶えず考慮しないといけません。
今までは、OS、ハードウェア、ソフトウェアの3つセットで、一斉に同じタイミングで
切り替える必要がありました。
密接に絡み合っていた、密結合ですね。
これからは、きっと、ユーザー主導で、それぞれ良いタイミングで、切り替えられるように
なっていくと思います。
それぞれの、結合部分に仮想化レイヤーが入り、結合度合いが緩やかになる。
疎結合ですね。
これが、「しなやかさ」では無いかなと。
今日のまとめ。
仮想アプリって何?
アプリケーションの利用を「しなやか」にするための物です。
仮想化って何?
仮想化とは、「しなやかさ」を提供する物です。
「しなやかさ」って何?
ただ単に、柔らかいのでは、なく
一本筋の通った、コシのある状態です。
辞書で調べたらこんな感じでした。
1 弾力があってよくしなうさま。「―な足腰」「―な枝」
2 動きやようすがなめらかで柔らかなさま。「―な身のこなし」「―な革」
3 姿態などがなよなよして上品なさま。たおやかなさま。
2 動きやようすがなめらかで柔らかなさま。「―な身のこなし」「―な革」
3 姿態などがなよなよして上品なさま。たおやかなさま。
「しなやかさ」が無いとどうなるの?
硬くてガチガチです。ちょっとした力でボキッと折れます。